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アウローラ管弦楽団 第34回定期演奏会

グラズノフ作曲によるバレエ音楽「四季」は短い曲が18曲入っている。前奏曲に続いて、冬、春、夏、秋の章が演奏される。それぞれの章の中に1曲から9曲入っている。

バレエ音楽なので、これらの曲に従ってバレエが踊られるのだろう。そちらの方も見られたら楽しいだろうと思った。

チャイコフスキーの交響曲「悲愴」もまた第1楽章から第4楽章まで、冬、春、夏、秋という季節にしたがって構成されている。

冬は死ではなく生まれ出るための胎動=準備の季節である。春は元気よく生まれ出て、暖かい季節を楽しむ。夏は活動の季節である。そして秋。静かに散って大地に戻る。

アウローラ管弦楽団 第34回定期演奏会

中国では四季を表現するのに「幻冬」「青春」「朱夏」「白秋」という。春夏秋冬ではなく、冬から始まっている。冬は死の季節ではなく、生のための準備の季節なのである。

第4楽章の終わり、鼓動のようなコントラバスの音が徐々にゆっくりになり、静かに止まる。人生の終わりである。チャイコフスキーはこの曲を書いてから9日目に亡くなった。

アウローラ管弦楽団 第34回定期演奏会 アンコール

指揮者の鈴木衛氏は両手を大きく広げて、感情豊かにこの曲を表現した。そして最後は両手を閉じるように静止し、そのまま何秒間か止まったあと、静かに指揮棒を置いた。


 
(曲目)
   ・バレエ音楽「四季」----- A.K.グラズノフ
   ・休憩 
   ・交響曲第6番 ロ短調「悲愴」----- P.I.チャイコフスキー
   ・アンコール 管弦楽組曲第4番
「モーツァルティアーナ」より第3曲目「祈り」
----- P.I.チャイコフスキー
(演奏)
   ・演奏----- アウローラ管弦楽団
   ・指揮----- 鈴木 衛

                
(時・場所)
 ・2026年1月4日(日)
 ・13:30〜15:40
 ・すみだトリフォニーホール


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