シベリウスの「交響曲第1番」はクラリネットの独奏から始まる。続いて弦楽器へ、管楽器へ、そして全体へと広がってゆく。 フィンランドの凍りついた情景を想像させるメロディが広がってゆく。
この曲と「交響曲第2番」が最もシベリウスらしい曲だと思う。
シューマンの「交響曲第3番」は「ライン」という副題がついている。悠々とながれてゆくライン川の情景を思わせる堂々としたメロディから始まる。指揮者は指揮棒を左手に持って、指揮している。初めてみる光景だ。そういえば左利きの指揮者は今まで見たことがなかった。
「交響曲第4番」がひとつの楽章でできているのに対して、本曲は5楽章でできている。どちらも堂々とした曲だ。
このオーケストラは茨城大学と筑波大学の在校生とOB、OG主体で編成されている。いずれの大学も国立大学で音楽科はない。趣味でクラシック音楽を勉強してきた人たちだろう。それでもここまで統一の取れた音楽を演奏することができる。音楽大学を出ないと観客の前でクラシック音楽を演奏することはできないと思い込んでいたが、必ずしもそうではないということが今日わかった。
ノバホールは今回初めてきたが、座席数1,000席ほどの中程度のホールである。シューズボックス型で音響効果の良いホールであった。
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