第5番の交響曲ではロマン主義の極致まで行ったマーラーの音楽は第10番ではすっかり現代音楽風になっている。それがクラシック音楽の流れなのかもしれない。
オーケストラ・ラム・スールの第10回記念演奏会ということで10番にこだわったプログラムである。
今日のメインはショスタコーヴィチの交響曲第10番である。ショスタコーヴィチはマーラーよりさらに現代音楽に近づいている。優雅なロマン風の音楽を期待してはいけない。
この曲は時の政権に対する抗議の意味を持っているそうである。1906年から1975年まで生きたショスタコーヴィチはロシア帝国からソビエト連邦にかけての大変な時代の中で生きた人である。
ゴツゴツして何かに抗議するような音楽。それがショスタコーヴィチの音楽である。
アンコールもショスタコーヴィチ作曲による「祝典序曲」。これは祝典の題名が示しているように、華やかで煌びやかな曲であった。
快晴の横浜みなとみらい。今日は昭和の日で祝日。コンサート会場の周辺は人でいっぱいだった。
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