交響曲第1番で統一したコンサートであった。作曲者はモーツァルト、シューベルト、ハイドン、ベートーヴェンである。
ベートーヴェンの「交響曲第1番」はCDで1、2度聞いたことがあるが、その他の作曲家の作品は今回初めて聞いた。それぞれ作曲家が初めて作曲した交響曲であるが、そこにはその後の彼らの作品の特徴がはっきり現れていた。
文学作品はそれを書いた作家の処女作に全てが現れているということがいわれているが、音楽においてもそういうことがいえる、と思った。
最後に演奏されたベートーヴェンの「交響曲第1番」は一聴してこれはベートーヴェンの作品だな、とわかる。他の作曲家の作品は15分程度であるのに対して、これは30分以上という大作であった。しかも曲の激しさや迫力は他を圧倒していた。
指揮者の平林遼氏はいつも通りの熱演であった。ベートーヴェンの作品もCDで聴いた限りではそれほど特徴のある曲とは思わなかったが、彼が指揮することでメリハリの効いた迫力満点の曲になったように思う。
アンコールのおもちゃの交響曲「第1楽章」はおもちゃの太鼓や鳥笛などの鳴物がはいった楽しい曲であった。
調布市のくすのきホールは座席数500ほどの中規模のホールであった。オーケストラ・ファンダメンタルズはオーケストラとしては最小人数の楽団であったため、このホールの容量にあっていた。
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