結成後3年半になるというオーケストラ・ラム・スール。このオーケストラは指揮者の平林遼氏が募集し、結成した。常に行動を共にしているだけに指揮者とと演奏者たちの一体感が素晴らしかった。
「牧神の午後への変奏曲」のような穏やかな曲から、リヒャルト・シュトラウスの「7つのヴェールの踊り」やスクリャービンの「法悦の詩」のような激しい曲まで苦もなくこなす。そして「幻想交響曲」。
穏やかな曲想から激しい曲想まで様々な要素を含む交響曲である。管楽器から弦楽器、そして打楽器に至るまで指揮者と一心同体となった緊張感に満ちた演奏を繰り広げた。
指揮者の平林氏は指揮台の上で手を振り足を踏み鳴らし、時には飛び跳ねたりしながら、演奏者たちの練習の成果を最大限に発揮させようと奮闘していた。
アンコールは、オーストリア出身のヴァイオリニスト、作曲家、指揮者のヨーゼフ・ヘルメスベルガー2世の「悪魔の踊り」。これはアンコールにふさわしく華やかでリズミカルな曲であった。
会場から出ると、今日の演奏会の印象を話す観客たちの声が普段よりも大きく聞こえた。指揮者平林遼氏の話題が多かったようだ。
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