90分、全5楽章の大曲である。今日のコンサートは休憩なし、マーラーの「復活」のみの演奏である。
各楽章マーラー独特のメロディが鳴り響く。楽団員は舞台いっぱいに配置されている。目立ったのは管楽器である。通常の交響曲を演奏するときの2倍の人数が配置されている。さらに100人近くの合唱団とパイプオルガンまで加わっての大所帯である。
管楽器の咆哮は耳をつんざくばかり、炸裂する打楽器群の迫力には思わず腰が浮いてしまう。家庭のスピーカーでは逆立ちしてもこの音圧レベルは出せない。
加えて最終楽章で登場する大合唱団の迫力もすごい。音圧レベルで楽器群を圧倒する。
第1楽章の激しさに対比して、第2楽章のワルツはたとえようもなく美しい。マーラーは極端から極端へ駆け抜ける。そして最終楽章の合唱曲で大団円を迎える。
マーラーの交響曲ではこの曲が一番聴きごたえがある。通常のコンサートでは2曲か3曲演奏されるが、この曲を演奏するときはこの一曲だけでお腹がいっぱいになる。
休日の川崎駅前は人でごったがえしている。コンサート会場から出た人たちは、人混みにまぎれてたちどころに消えてしまった。
|