開口一番は笑福亭茶光。鶴光の弟子で最近東京の落語会に進出しているようだ。噺は「犬の目」。目が悪くなった男が眼医者に行ったら手違いで犬の目を入れられるというSFのような噺。落語には「頭山」とか「元犬」とか結構シュールな噺がある。
茶光は前座だが達者な話をする人。経歴を見ると以前お笑い芸人をしていたとのこと。
兼好は「三人旅」。どこでもやめられる前座噺。あまり兼好らしさが出ない。
次はいつも全力疾走の宮治だ。噺は「壺算」。水瓶を買いに行った男たちが店の主人と掛け合いをする。さてどのくらい負けさせるか…。
誰がやっても笑いをとる噺を爆笑王宮治がどのようにやるか。
熱演また熱演、オーバーアクションに次ぐオーバーアクション。観客を沸かしに沸かして颯爽と高座を降りていった。
ここで仲入り。この後いきなりでは大抵の落語家はやりにくいだろう。
仲入り後に上がった兼好もそう言っていた。兼好がやったのは「かぐや姫」。天に帰ったかぐや姫は夫との仲がうまくいかない。離婚して地球に帰ってくる。次に夫に選んだのは…。
映画にちなんで兼好がやった噺は新作だった。ほとんどかぐや姫のモノローグで進むという難しい噺を兼好は飄々とやった。
かぐや姫と召使いの表情を兼好独特のオーバーアクションで切り替えて見事な出来だった。
映画の予告編とトークはCS放送でやる昔の映画シリーズの宣伝であった。
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