谷汲山華厳寺は西国33番満願霊場である。本尊は文珠大士制作による十一面観音像で、延暦17年(798年)に建立された古刹である。
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ここへ行くにはJR大垣から樽見鉄道で谷汲口まで行き、そこからバスまたはタクシーで10分ほどかかる。バスは路線バスではなく、乗合バスを予約しなければならない。谷汲口駅から歩けば1時間半ほどでかかる。なかなか簡単に行けるところではない。
行くのは大変であるが行ってみると参道から徒歩5分くらいのところに旧谷汲駅の跡があった。今は観光施設になっているようだ。線路は撤去されていたが、山裾をなぞるように線路を敷いた跡が残っている。以前は電車での参拝が一般的だったのだろう。
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山門から石畳の参道が続いており、両脇に記念品や土産物を売っている店とか食堂がある。
約1キロメートル先に仁王門があり、そこから山裾にかけて広がる古くて趣のある寺群や石の灯籠や石地蔵、その他寺院関係の建物に出会える。湧き水も流れている。
突き当たりに石の階段があり、頂上に本堂がある。本堂から下を眺めるとはるかかなたまで眺望がひらけており、結構高いところに登ってきたことがわかる。
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