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大谷資料館・宇都宮 / 旧三河島汚水処分場ポンプ場施設



---大谷資料館・宇都宮(2021.11.9〜11.10)---


大谷石採掘跡1
大谷石採掘跡1

大谷石採掘跡2
大谷石採掘跡2

大谷石採掘跡3
大谷石採掘跡3

大谷資料館は大谷石を切り出した跡である。大谷石は日本全国の塀、土台、壁、階段の材料として使われた。

日本全国に供給されたと言われれば納得できるが、それにしても巨大な洞窟になっている。人間の意思の力は大したものだ。毎日毎日絶え間なく採掘すれば、いずれこのような巨大空間ができるのだ。

宇都宮市内の松が峰教会は大谷石で作られている。昭和7(1932)年に竣工された双塔のカトリック教会である。東武宇都宮駅の裏の雑然とした地域に建っているが、ここだけ西洋文化の雰囲気がする。

二荒山神社は宇都宮市内にある。承和5年(838年)に建てられた。現在の社殿は戊辰戦争による焼失後の明治10年(1877年)の再建である。市内とはいえこんな高い場所(明神山、標高135m)によく建てたものである。階段を登るだけで息が切れた。

ちなみに東武宇都宮駅の発車メロディは宇都宮市出身のサックス奏者・渡辺貞夫の代表曲「カリフォルニア・シャワー」であった。

大谷資料館付近 平和観音 松が峰教会
大谷資料館付近平和観音松が峰教会

(スライド)


---旧三河島汚水処分場ポンプ場施設(2021.10.3)---


旧三河島汚水処分場ポンプ場施設
旧三河島汚水処分場
ポンプ場施設


汚水水路床
汚水水路床

旧三河島汚水処分場ポンプ場は大正11年(1922年)3月に運転を開始し、平成11年(1999年)まで稼働した。77年間稼働したことになる。

この施設は我が国最初の下水処理場で、建物、汚水路、ポンプすべて国産の製品で作られた。現在は国指定の重要文化財になっている。

建物の外観は東京駅と同じ品川白煉瓦株式会社製となっている。レンガが作られたのも東京駅とほぼ同時期である。

汚水路の床にはレンガが貼ってあり、77年間一日も欠かさず汚水が流入していたにもかかわらず、傷ひとつついていなかった。

汚水路に入ると空気はひんやりして、別世界であった。「第三の男」でオーソン・ウェルズがウィーンの地下水路を逃げまわるシーンを思い出した。

通常であれば四季折々で一般に開放しているが、コロナ禍のため、この2年間は閉鎖していると見学案内者が話してくれた。

四季のポンプ場
四季のポンプ場

(スライド)

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