小石川植物園は山本周五郎の小説「赤ひげ診療譚」や黒澤明監督の映画「赤ひげ」で有名な小石川養生所の跡地である。現在は東京大学大学院理学系研究科の附属施設になっている。
門を入ると東京大学大学院理学系研究科の事務棟がある。ここには一般の入場者は入れない。
構内に入るといきなり森の中に入ったようで外の熱気がまるで感じられない。入場する人の数も少ないので山奥に入り込んだような気になる。
小道が縦横に続いてどちらへ行ったらいいのか迷う。だがどのように歩いてもいずれは塀にぶつかる。その外は住宅街である。
小石川養生所時代からの木がそのまま残っているのか、どの木の幹も太い。
森はよく整備されているがごく普通の森林公園という雰囲気で大学の研究施設のようには見えない。
都民の公園としてもっと利用者が増えればいい。
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