ドヴォルザークはチェコの北ボヘミアの生まれだ。小さい頃に馴染んだボヘミア民謡の旋律が彼の音楽にはよく出てくる。この旋律が妙に我々日本人の微妙なところをくすぐるのだ。交響曲第9番「新世界」の有名な旋律は日本の民謡と言っても不思議ではないほどだ。
今日のメイン曲「交響曲第8番」は9番ほど有名ではないが第1楽章から第4楽章まで妙に懐かしい旋律に満ちている。かと思うと第4楽章冒頭のトランペットソロの華々しい旋律が飛び出したりする。数あるクラシック音楽の中でも飽きのこない楽しい曲である。
アンコールの曲もドヴォルザーク作曲「スラブ舞曲作品72第8番」ということでドヴォルザーク三昧のコンサートであった。
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