印象に残ったのはギターを抱えてソロで歌った「青春の光と影」と「ジャングルジム」だった。ここにこそ五輪真弓の本領があると思う。
あとは残念ながら歌謡曲と演歌で終始した。歌がうまいからそれなりに聴けるのだが後に何も残らない。家についてからも耳に残るのは「ジャングルジム」だ。
途中のMCの長かったこと。日本の歌謡曲系の歌手は身の回りのことをしゃべらなければならないと思っているようだが、聴衆は歌を聴きに来ているのだ。休憩を入れて2時間20分のコンサートだったがそれほどの満足感はなかった。フランキー・ヴァリは1時間50分で、マンハッタン・トランスファーは1時間45分で十二分に聴衆を満足させている。そして彼らは休憩を取らない。フランキー・ヴァリは80才だぜ。 日本の歌手は世界のエンターティナーを観て舞台の構成を勉強すべきではないか。
自分がプロデューサーだったら五輪真弓にはPAを最小限にしてグランドピアノ1台で昔の歌を歌わせるな。なんで五輪真弓がエレキ楽器をバックに大音量で歌謡曲を歌わなければならないんだ?
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