午後のこみち  一覧へ


午後のこみち

今日の「午後のこみち」は平日の昼間にもかかわらず、客数24名とこの会場のキャバシティの8割くらい入っていた。

近況報告に続いて、初めの噺は三遊亭白鳥師匠作の新作「台所の隅」。台所の隅でゴキブリのお葬いがあった。亡くなったのはゴキ太郎。喪主はその妻のゴキミ。ゴキミは弔問客ひとりひとりに挨拶する。その様子が可笑しい。

続いての噺は「転宅」。お妾さんの家に泥棒が入った。お妾さんは刃物をちらつかせて脅す泥棒をうまくあしらい、逆に泥棒の財布からお札を抜き出してしまう。翌日出直してきた泥棒は・・・。

お妾さんと泥棒の会話が進むにつれて、徐々にお妾さんペースになっていく様子が可笑しい。

午後のこみち 演目

仲入り後は「佐々木政談」。南町奉行の佐々木信濃守が、お忍びで市中を見回っていると子供たちが、お奉行ごっこをしている。佐々木信濃守に扮しておさばきをしている子供が利発そうだ。佐々木信濃守はその子を両親、大家と共にお白州に召し出す。驚いた両親と大家は・・・。

利発な子供と佐々木信濃守の丁々発止の会話が面白い。こみち師匠は子供と御奉行のそれぞれをメリハリをつけて演じ、その可笑しさを表現していた。

この会は3題で1時間半。パイプ椅子に座って聴くにはちょうど良い長さである。

 

(演目)
   ・台所の隅----- 柳亭こみち
   ・転宅----- 柳亭こみち
   ・仲入り
   ・佐々木政談----- 柳亭こみち

                   
(時・場所)
 ・2024年4月26日(金)
 ・14:00〜15:35
 ・スタジオフォー



<厩火事.com>
Copyright(C) 2012 Umayakaji.com ALL rights reserved.