米国空軍太平洋音楽隊の演奏会である。前回もそうだったが、今回も満席であった。足立区民はジャズ好きな人が多いようだ。
米国空軍太平洋音楽隊には10ほどのグループがあり、昨年このホールに来たのは「パシフィック・ショーケース」というビッグバンドで、今回来たのは「ファイナル・アプローチ」という8人編成のバンドだ。
前回のがジャズを演奏するバンドで、今回のはジャズとポップスとロックという棲み分けになっているらしい。とはいってもメンバーを見ると昨年のメンバーも混じっていて、完全に分離しているわけでもなさそうだ。
ボーカルのアシュリー・ヒューセビー上級空兵は前回に引き続き、今回も登場してきた。ジャズも良かったが、シャウト系のロックが得意なようで、かなりの迫力だった。なかでもTOTOの「ロザーナ」とビートルズの「カム・トゥゲザー」は鳥肌が立つほど良かった。
ギターのクリストファー・アレヤノ上級空兵が弾いたTOTOの「ロザーナ」でのアドリブ・ソロは凄かった。この人も本物のプロだと思った。
足立区・西新井でのコンサートは今回で3回目らしい。米日親善のために、これからも続けていくに違いない。来年以降が楽しみである。
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