「舞踏への勧誘」はC.M.V. ウェーバーの曲をベルリオーズが編曲したもの。お馴染みのワルツが耳に心地よい。
O. レスピーギの交響詩「ローマの噴水」はきらびびやかな曲。管楽器が土台になっているが、一般的にアマチュア・オーケストラは管楽器が弱い。管楽器の実力があればいくらでもきらびやかになるところだが。
今日のお目当てはドヴォルザークの「交響曲第8番」。この曲は第9番の「新世界」同様好きな曲だ。
各楽章それぞれ良いが、第3楽章のワルツはうっとりするほど心地よい。勇壮な第4楽章はウキウキする。自然に体が動いてしまう。
自宅から近い会場で安価で気軽に生のオーケストラの音が聞けるなんて最高のぜいたくである。どんなに高価なオーディオ装置で聞いても生の音には敵わない。
コンサートホールで聴く音はそれぞれの楽器の音のダイナミックレンジの大きさも桁違いだが、反響音によってコンサートホールそのものが一種の楽器になってしまう。そして観客それぞれの服装や体が反響音に寄与している。とてもぜいたくな音なのである。
アンコールは「ハリー・ポッター」であった。今日は月曜日だが祝日「海の日」ということもあり、会場は小さい子供が多かった。
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