A.S.アレンスキーという作曲家はチャイコフスキーの弟子だそうだが、今まで聴いたことがなかった。歌劇「ヴォルガ河畔の夢」序曲はチャイコフスキーのきらびやかな音楽と比べると、だいぶ地味な印象を受けた。
チャイコフスキーのバレエ音楽「くるみ割り人形」は有名な曲はともかくとして、全曲を通しで聴いたことがなかった。
全曲聴いてみると、「金平糖の踊り」や「花のワルツ」のようなたびたび演奏される曲は馴染みがあり、楽しいが地味な曲は稀代のメロディメーカー・チャイコフスキーにしても全ての曲は無理だったんだろうなと思わせた。
「金平糖の踊り」ではチェレスタの不思議な音に心踊らされ、「花のワルツ」では三拍子の名調子に体が踊り出しそうだった。
毎年2回ずつ演奏会を開催して13年になるアマチュア・オーケストラ、アウローラ管弦楽団は今回も高いレベルの演奏を我々に提供してくれた。
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