「カンタータ アレクサンドル・ネフスキー」は壮大な曲であった。
パンフレットの解説によると1938年にロシアで公開された映画「アレクサンドル・ネフスキー」にプロコフィエフが音楽を作った。その映画音楽をもとに全7曲からなるカンタータとして再構成したのが本曲とのこと。
混声合唱団とメゾソプラノとオーケストラから醸し出される約50分の音楽は壮大かつ荘厳なものであった。滅多にプログラムに載らない曲なので貴重な体験であった。
チャイコフスキーの「交響曲第4番 ヘ短調」はこの作曲家の特徴を一番表した曲であろう。
第1楽章と第4楽章はきらびやかで勇ましい。第2楽章と第3楽章は親しみやすく可愛らしい。両方ともチャイコフスキーの特徴をよく表している。聴いていて楽しくなる曲である。
アウローラ管弦楽団はロシア音楽に焦点を当てた選曲をするという独自の方向性を持つアマチュアのオーケストラである。
|