TBSK管弦楽団によるガーシュインの作品を主体にしたコンサートである。
TBSKとはTechnical and Broad Sound by Kinds of Peopleの略で、人々のためのテクニカルで広範な音という意味か。何やら難しい名前の楽団だなー、とメンバー紹介のページを見たら140名の団員を抱え、団員のほとんどがいわゆる音大出身者ではない。有名私立大学と国立大学出身者で構成されている。
プログラムは前半はガーシュインの「パリのアメリカ人」がメインで、その前にジョン・アダムズの「ショートライド・イン・ア・ファスト・マシーン」という短い曲。休憩を挟んで後半はガーシュインの「ラプソディ・イン・ブルー」がメインで、その前にルロイ・アンダーソンの「舞踏会の美女」という短い曲という構成になっている。
選曲の構成に統一がとれていると同時にすべての曲が管楽器主体という意味を込めてある。
確かに管楽器に破綻がなく安心して聴いていることができた。イタリア公演も成功するに違いない。
タワーホール船堀という名前の通り、本会場は都営新宿線船堀駅前にある。船を模した建物の真ん中ににマストを模したタワーが配置されている。
マストを模したタワーは高さ110メートルの展望台になっていてエレベーターで上ることができる。上がってみると東京の東部分と房総半島が360度の視界で望むことができた。
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