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夏の終わりにボサノバ

残暑の中、会場の足立生涯学習センター・講堂にはほぼ満員の観客が集まった。会場係のために集まったボランティア10名前後の人たちが丁寧に案内していた。

舞台にはギター兼ヴォーカルのBetty大竹ほかフルートの鈴木康恵、ピアノの恵土友梨がスタンバイし、始まったのはO Barquinho(小舟)という曲。なんとなく知っている曲である。

ボサノバは1957年にジョアン・ジルベルトが作り出した音楽である。サンバを鼻歌風にした曲でどれも似たように聴こえる。ささくれ立った神経を癒すにはもってこいの曲である。

Betty大竹のドライブの効いたギターが耳に心地よい。もともとジャズ・フルーティストの鈴木康恵の吹くアドリブの効いたフルートの音が心を浮き立たせる。

Manha de Carnaval(黒いオルフェよりカーニバルの朝)を聴くと映画のシーンが蘇ってくる。リオのカーニヴァル会場。サンバを踊る群衆。人気の少ない路地を逃げるオルフェ。何から逃げているのかは記憶にない。

アンコール曲はボサノバの名曲、ワン・ノート・サンバ。観客からのリクエストに応じてすぐ演奏したのは見事だった。


 

(曲目)
   ・小舟   ・ソ・ダンス・サンバ
   ・サマー・サンバ   ・あひる
   ・想いあふれて   ・カーニバルの朝
   ・ジンジ   ・コルコバード
   ・イパネマの娘   ・おいしい水
   ・マシュケナダ   ・バイーアの郷愁
   ・   ・・・   ・ブラジルの水彩画
   ・(アンコール)   ・ワン・ノート・サンバ

(演奏)
   ・Betty 大竹  … ギター、ヴォーカル
   ・鈴木康恵  … フルート
   ・恵土友梨  … ピアノ

                   
(時・場所)
 ・2019年8月31日(土)
 ・14:00〜15:35
 ・足立生涯学習センター・講堂


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