かるた亭定例の春風亭昇也の会。この会は読売新聞の長井先生と昇也が固定で毎回ゲストが変わる。今日のゲストは立川寸志さん。
長井先生は落語に関して経験した珍しい話をしてくれる。今日は6月の第一月曜日は寄席の日だが一般には知られていない。落語家さんにも知られていない。だけどこの日は寄席の入場料が半額になるのでぜひ行ってみてきください。
寸志さんは最近よくやっている「片棒」。話す勢いと口調が大事な噺だが寸志さんの口跡はこの話にぴったりで観客も乗って行きやすい。どんどん盛り上がっていく噺は寸志さんならではである。
昇也は「佐々木政談」。この噺は1月10日のこの会で林家あんこがかけた噺だがあえて自分なりにやってみたのだろう。時代劇に関する長いまくらを振った後噺に入っていった。
今回は本題よりもまくらの方が面白かった。
この会はいつも長井先生の話15分、ゲスト30分、昇也30分という構成だが、ほどの良い時間配分で気持ちよく聴ける。落語2題というのが聴いたあと疲れなくてちょうど良い。当日1,000円、前売り800円という価格もリーズナブルで良い。
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