よく知った曲をおなじみのアレンジで聴くのもいいものだ。 グレン・ミラー楽団は毎年のように来日している。今回の指揮者は以前とは代替わりしていた。ニック・ヒルシャー、元この楽団の歌手だったらしい。 そのせいか楽曲も歌ものが多く、指揮をしながら歌いまくった。顔立ちもハンサムで若いころのシナトラのようだった。 会場のモーツァルトホールは音響効果がよく、収納人員も1,300名と中規模のホールである。このくらいの大きさが出演者の表情や動作がよくわかり音楽を聴くのには適していると思う。
収納2,000人以上の会場では自分と演奏者の距離が離れてしまい演奏に浸りきることができない。 サントリーホールや上野の文化会館のような大ホールで聴くのもいいが、普段着で気軽に音楽を楽しみたいと思ったら自宅から近いところの少し小さめのホールで聴くのがいい。
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