第203回すがも巣ごもり寄席。
今日は約35名の入り。普段通りの客数である。
先ずは雷門音助で「権助芝居」。音助はうまい噺家さんだと思った。うまいんだけどなぜか寝てしまった。
次は柳家花いちで「夢八」、首吊りの噺だ。面白い噺なのだが花いちは喋りが舌足らずで甘えたような話ぶりになる。癖なのかわざとやっているのか。何れにしても噺家としては大きなマイナスになる。師匠(花緑)は注意しないのか。
仲入り後は柳亭市童で「寝床」、これも面白い噺だ。市童は汗びっしょりで大熱演。ただ肝心なところで切れ味が悪くなる。トントントンと勢いで押して欲しいところで説明的になる。センスの問題か。
トリは神田すずの講談で「忠僕元助」。華のある講談師なのだが話が一拍ずつ遅れる。トントントンとたたみ込んで欲しいのだが、一呼吸飲み込んでからトントンと語る。生理的に気持ちが悪かった。師匠(すみれ)は何にも言わないのか。
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