第199回すがも巣ごもり寄席。
今日は約15名ほどの入り。普段より少なめだ。どういうメンバーだと多くなるのかつかめない。
先ずは桂竹千代で「千早振る」。枠は「千早振る」だが中身は創作だ。横丁の隠居も適当に作っているわけだから噺家が作ってもいいわけだ。ただ横丁の隠居の方が想像力が豊かだった。
次は桂三四郎で「五貫裁き」、大ネタだ。大ネタだけに話に起伏をつけないとダラダラと筋だけを喋ることになる。
仲入り後は柳家喬の字で「ワロタノール」、創作落語だ。柳家さん喬のお弟子さん。切れ味のいい話ぶりをするひとだが客いじりをしてせっかくのキレをなくしていた。残念。
トリは柳家ほたるで「胴切り」。切られた胴体が上半身と下半身で別々に生きるという不条理落語。古典落語にも時々こういう噺がある。このひとも客いじりをしなければ面白い落語家になるのだが。自分を信じ切れるようになって初めて真打になれるのかもしれない。
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