久しぶりに30℃を下回り過ごしやすくなった地蔵通り商店街を行く。
8月は3回目のすがも巣ごもり寄席。客の数は今までで最低の20人弱。目玉になる落語家がいないせいか。
まずは笑福亭希光。鶴光の弟子で羽光の弟弟子。身分は前座。噺は創作落語で「レジスタンス」。スーパーのレジ打ち風景。軽い噺。前座にしてはなめらか。
次は立川寸志で「あくび指南」。間の長い噺で上手い人でないと笑えない。前座噺ではあるが難しい話である。なかなか笑えるところまでは行かなかった。
仲入り後は桂鷹治の「おすわどん」。平成元年生まれの20台の落語家。20台の落語家は立川笑二がうまいがこのひとも口跡が良い。これからどんどん上手くなるのではないか。
トリは入舟辰之助で「笠碁」。老人同士の友情の噺。囲碁が絡んでいるので好きな噺だが演者のやり方が的を外れていて笑えなかった。日大芸術学部出身で昨年二つ目に上がっている。まだ余裕が無いのだろうか、笑わせよう笑わせようとしてドツボにはまっていた。
若手発見寄席巡りの旅は始まったばかりだ。これからに期待しよう。
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