いきなり”新世界”から始まった。そういえば今日のメインはヴェルディのアリアだ。 久しぶりに聞く”新世界”は良かった。前から5列目の席ということもあり楽器の音圧をもろに感じた。ティンパニの音が頭に心地よく響いた。 ヴェルディのアリアを歌うのは芸大大学院に在学中の宮里直樹(テノール)と新進のソプラノ 岡田昌子。 宮里は体格も立派なら歌も堂々としていてとても1カ月前からドキドキしていたとは思えない。本格的なコンサートは今回が初めてのようだ。 岡田昌子は新進とはいいながらも実績があり、2年間イタリアに滞在して数々のオペラに出演している。声ものびのびしてよくとおる。
アンコールは2人のデュエットで”乾杯の歌”。これには思わず体が動きそうになった。クラシックのコンサートでなければ体をゆすったり手拍子をしたりするのだが。
会場を出たら乾杯の歌のメロディで口笛を吹いていた。外はまだ明るく日曜日の午後ののんびりした雰囲気が漂っている。
京成金町駅のすぐ脇にざくろが生っていた。 季節はいつの間にか秋になっている。
|