銀座に古くからあるキャバレー「白いばら」での落語会である。自由席なので早めに行ったおかげで前から5番目くらいの位置に並べた。30分並んだおかげでいい席が取れた。
今日の会は「霜月・シモハルの会」と名打ち、艶噺の会、エロ噺の会である。どういう噺をするのか興味津々である。ちなみに客層は7〜8割が女性である。
初めの噺は新作で「ハイキング」。松茸狩りに行き、小便をしていたら毒蛇に噛まれた。どうする?、という話。
二つ目は「嵐民弥」という古典。上方の女形の役者、嵐民弥が江戸へ行く。山の中で暗くなってしまい、困っていると一軒の農家があった。農家には亭主と女房と娘がいた。さて…、という話。
三つ目は新作で「ウェディング・ベル」。独身の息子に彼女ができた。息子の頭の中はピンク色の雲が渦巻いている。彼女とうまく話ができるのか…?
休憩の後は「白いばら」。
息子が勉強していると死んだはずの父親が出てきた。父親は単身赴任の部屋でダッチワイフの上で腹上死していた。
父親は妻に会うために出てきたのだが息子の目にしか見えない。近くに息子がいないと声も聞こえない。自分を妻の元へ連れて行ってくれと息子に頼むのだが父親の形は…?となっており、連れて行きにくい。さて…、という話。 いずれも今まで聴いたことのない「艶笑落語」である。場所は古いキャバレー。雰囲気は満点である。
会場は女性陣の笑い声に満ちていた。 落語会の後、志の春さんの手拍子で3本締めを行い、観客全員で志の春さんを囲んで記念写真を撮った。
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