キャンセルは出るもので2日前に知らせがあった。今日は雨の中列に並んだ。この会場に並ぶと雨の確率が高い。
前回は6月24日だった。4ヶ月というのは間が空きすぎだ。松之丞は30分かけて前回までのあらすじをやってくれた。連続ものは1ヶ月くらいの間に全部やってほしい。毎日では疲れるが。
神田みのりは宮本武蔵から離れて「虚無僧東下り」という新ネタをやった。元気の良い声だがメリハリが欲しい。来年2月、二つ目に昇進するそうだ。
第十話「おふみの告白」で今は大黒屋となった畦倉重四郎に陰りが見えてくる。大黒屋の飯炊き女おふみと杉戸屋の次男で鍼医の城富が夫婦になったことから重四郎の悪事が表面化してくる。今までやりたい放題、旅籠兼女郎屋の主人に収まって我が世の春の重四郎も飯炊き女兼女郎のおふみに疑いを持たれたことからほころびが生じる。
第十一話「城富奉行所乗り込み」で城富が大岡越前守に訴え出る。ここから一気に話は進み第十二話「重四郎召し捕り」で重四郎は御用となる。
松鯉先生、嬉しそうな顔で「ここからますます話は面白くなりますが次回をお楽しみに」ということで今日の会はおひらきになった。
受付で松之丞が自分の本を売っていた。台風の影響でますます雨が激しくなる。観客は思い思いの方へ散って行った。
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