チャイコフスキー二大協奏曲の宴  一覧へ


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今日は曲目全てチャイコフスキーという嬉しいコンサート。「エフゲニー・オネーギン」の「ポロネーズ」は序曲にふさわしい華々しい音楽である。指揮者もきびきびして好印象だ。

次は「ヴァイオリン協奏曲」。ソリストは新人の吉江美桜。桐朋学園大学在学中だ。オーケストラとこの協奏曲をやるのは初めてという。だが堂々とした演奏だ。ひとりで観客とオーケストラに対峙してひるまない。ヴァイオリン奏者は全身を正面から見られるので逃げ場がない。孤独感が強いポジションだ。

休憩の後は「ピアノ協奏曲」。これも有名な曲だ。誰でも冒頭のメロディを知っている。金子三勇士のピアノは迫力があった。特に手と指の動きが力強く、この動きは男でなければできない、と思った。

アンコールはチャイコフスキーの「弦楽セレナーデ」の第二楽章「ワルツ」だ。誰でも知っていて、誰もが好きな曲だ。

鬱陶しい雨の日だがチャイコフスキーのおかげで爽やかな気分である。


 
(曲目)
   ・歌劇「エフゲニー・オネーギン」より「ポロネーズ」 ----- チャイコフスキー
   ・ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 ----- チャイコフスキー
   ・休憩  
   ・ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 ----- チャイコフスキー
   ・アンコール〜「弦楽セレナード」第2楽章「ワルツ」 ----- チャイコフスキー
(演奏)
   ・指揮-----大井剛史
   ・演奏-----東京交響楽団
   ・ヴァイオリン-----吉江美桜
   ・ピアノ-----金子三勇士
                   
(時・場所)
 ・2017年6月25日(日)
 ・15:00〜17:00
 ・西新井文化ホール











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