NHKホールは久しぶりに行った。10年ぶりだ。各階のロビーは広くトイレの数も多い。古いホールだが最近のホールより居心地が良い。
今日のコンサートは2階の両サイドと舞台上にテレビカメラが配置されていた。
1曲目、2曲目、アンコールの3曲目はいずれも初めて聴く曲だった。いずれも指揮者の故郷エストニアの作曲家の作品である。3曲目はアンコール曲でアコーディオンのソロで演奏された。
本日のお目当はシベリウスの交響曲第2番。特徴のある導入部のメロディから始まり、内省的な暗い曲想が続く。第3楽章になって突然ファンファーレのような明るいメロディが現れる。
暗いメロディと明るいメロディが互い違いに現れ第4楽章のフィナーレへなだれ込む。
指揮者は両手を大げさなくらい大きく広げオーケストラを鼓舞する。
発売後数ヶ月後に購入したので2階の後ろの方の席だった。クラシック音楽の世界ではチケットは1年以上前から販売する。1年後に聴きに行くチケットはなかなか買いづらい。
ただ後ろの席の方が音がよく混じり合ってより音楽的に聞こえる。演奏者や指揮者の顔がはっきり見えないのは残念だが。
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