スタジオ・フォー・ビッグバンド  一覧へ


チラシ

日曜日の地蔵通りは真っ直ぐ歩けないほど混んでいた。

洋品店と食べ物屋が目に付く通りである。塩大福、焼き鳥、あんぱん、どれも美味しそうで足が止まる。

目的地は地蔵通りの突き当たり近くのスタジオである。なかなか行き着かない。

スタジオ・フォーの中は音合わせの最中、観客は一人もいない。いつもの落語会とは様子が違う。

奥から席亭の西島由紀子さんが出てきてチケットとドリンクを出してくれた。アルコール類もあったがコーヒーとつまみの柿の種にした。コーヒーを飲んでいるうちチラホラと客がやってきて一安心。

15時ちょうどに演奏は始まった。観客は全部で20人くらいだ。演奏者はビッグバンドなので17人。客と演奏者がほぼ同数だ。

前説もなくいきなり始まった。曲はビッグバンドむきの勢いの良い曲だ。後からの説明で「TX2000」という曲だとわかった。TXというのはつくばエクスプレスのことらしい。

休憩を挟んで全12曲のうちオリジナル曲が8曲、スタンダード曲が4曲であった。このバンドには優秀な作曲家がいるようだ。司会の桂三四郎の説明によればアルトサックスの加賀谷護とピアノの川村健がこのバンドの作曲者のようだ。

落語会の時は席亭を務める西島由紀子さんベース。堂々たるベーシストであった。

全11曲が終了し、お定まりのアンコールは「A列車で行こう」。最初にやった「TX2000」と対象していた。

来る時は明るい日差しの地蔵通りは夕暮れに変わっていた。


 

(曲目)
   ・TX2000-----オリジナル
   ・黒いオルフェ-----ルイス・ボンファ
   ・フォー・ キング・クラブズ-----オリジナル
   ・YAKATABUNE-----オリジナル
   ・オーバー・ザ・レインボー-----ハロルド・アーレン
   ・イースト・ウインド-----オリジナル
   ・休憩
   ・サンシャイン・アンド・ハピネス-----オリジナル
   ・秋の雨-----オリジナル
   ・スピーク・ロウ-----ウォルター・ビショップ・Jr.
   ・レゾンブエ・エ・レ・クレール-----オリジナル
   ・C グリーン-----オリジナル
   ・A列車で行こう-----ビリー・ストレイホーン

                       
(時・場所)
   ・2017年1月22日(日)
   ・15:00〜16:40
   ・巣鴨 スタジオ・フォー

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