新交響楽団はアマチュアオーケストラである。楽団は会社員、教員、学生など様々な職業年齢の人たちで構成されている。自主運営で235回もの演奏会をこなしているのだから大したものだ。
吉松隆作曲の「鳥のシンフォニア "若き鳥たちに"」はよく聴いていなかった。客席に作曲者が来ていて曲が終わった時に舞台に呼び上げられて挨拶をしていた。
伊福部昭作曲の「シンフォニア・タプカーラ」は土俗的な雰囲気の曲だ。曲の終盤の盛り上がり方は祭りの雰囲気に似ていた。伊福部は東宝映画「ゴジラ」の作曲者でもある。ゴジラが迫ってくる時の曲想に似通っているものを感じた。
ブラームスの「交響曲第1番」はクラシック音楽の演奏会の定番になっている。華やかで気分が高揚する。メインでやるのにふさわしい曲である。
文化の日の昼過ぎ、収容人員2,000名の会場はほぼ満員。自分の身の周りにはあまりいないのに世間にはクラシック好きの人ってたくさんいるんだと思った。
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