菊志んは今安心して聴ける噺家の一人である。
今回のネタはいずれも中くらいの噺でそれなりに良くまとまっていたが大ネタがひとつ欲しかった。たとえば"文七元結(ぶんしちもっとい)"のような。
三木男も相変わらず華があり楽しい話しぶりだった。何より本人が楽しそうに話しているのがいい。
菊志ん42才、三木男29才、この先何十年も楽しませてくれそうだ。
(演目)・饅頭こわい-----古今亭菊志ん・看板の一(ピン)-------桂三木男・抜け雀---------古今亭菊志ん・幾代餅---------古今亭菊志ん
(時・場所)・2013年3月31日(日)・18:00〜20:00・神保町 落語カフェ