志らく+談笑二人会   |
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志らく、談笑の二人会ということで、期待して行った。が、少し裏切られた感じだった。 まず、二人会ではなく、談志の追悼公演ということで、談志の友人、野末陳平と高田文夫を招いて志らくと談笑を組み合わせて対談が組まれていた。しかし、高田文夫が病気療養中ということで欠席、その代わりに松岡慎太郎が招かれた。 松岡慎太郎???と思っていたら談志の息子だという。芸人ではなく、ごく普通の勤め人風の人だった。対談とはいってもほとんど野末陳平の思い出話だった。それなりに面白かったが、落語の時間を削ってまで30分も聞かされるような話ではなかった。 と、いうことで中身が薄くなってしまった。 らく兵の洒落小町、声を張り上げすぎて何を言っているんだかよくわからない。前座によくあるタイプ。うまい噺家は小声でささやいても良く聞こえる。 今日一番期待していたのは談笑だったのだが、…。ハチャメチャ度が足りなかった。ハチャメチャなところに変な鋭さがあるのが特徴だと思っていたのだが、どちらも中途半端だった。 志らくは15分の噺を2題、トリにしては物足りない。それなりにおかしかったが、これだけでは満足して帰れない。 結局、談笑のおかしさ、志らくのこってり感が出ずじまいの会になってしまった。 |
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