仁和寺の屏風、掛け軸、仏像が展示されている。大変な量である。
日曜日の午後、人の数も大変な量である。おびただしい数の曼荼羅の掛け軸が展示されているが人の頭でほとんど見ることができない。遠くから眺める程度である。
京都の仁和寺へ行けばゆっくり見られるのだろうがそれには時間と金がかかる。手軽に東京で見ようとすれば混雑を覚悟でいかなければならない。
掛け軸のコーナーはダメだったので仏像のコーナーへ行く。仏像は360度の角度で見られるのでなんとか見ることができた。
江戸時代以来東京初公開という秘仏千手観音菩薩坐像の周りはすごい人だ。ただこの周りだけは他とは違う空気が流れていた。千手観音像は数々あるが本当に1,000本の手を持つ仏像はこれしかない。1,041本あるそうだ。
像高250センチメートル以上あるという隆三世明王立像は顔が4面、手が8本ある。人を二人踏みつけている様はすごい迫力だ。
同じ大きさの深沙大将立像と並んで立つ様は山門の仁王様のようだ。
いずれも秘仏といわれるものばかりでこの機会を逃すと東京では見られないものばかりである。少しくらい混雑していても行く価値は十分ある。
2018年1月16日(水)から3月11日(日)まで東京国立博物館にて開催中。
(2018.2.18)
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